慰謝料的財産分与

財産分与というのは、婚姻中に夫婦として共同で築き上げてきた財産を、離婚により婚姻関係が解消された段階で、もとの夫、妻それぞれに分配することをいいます。
これは民法のなかでも規定されていて、離婚の際に相手に対して財産分与を請求することは、権利のひとつとして認められています。
夫婦のどちらか一方が不貞行為をはたらいた場合のように、離婚の原因をつくった場合には、他の配偶者は慰謝料を請求することができますが、こうした精神的な苦痛に対する慰謝料というのは、この財産分与とはまったく別の制度です。
とはいえ、財産分与のなかに慰謝料を合算することについては認められているところであり、こうした慰謝料としての意味合いを含む財産分与のことを、慰謝料的財産分与とよんでいます。
このような場合については、あらかじめ離婚協議書のなかに、財産分与には慰謝料分を含むという旨を明記しておくことが望まれます。
財産分与に慰謝料が含まれる場合、精神的苦痛に対して十分な補償がなされているというのであれば、別に慰謝料の支払いを求めることはできません。
ただし、財産分与のなかでの慰謝料分の補償が十分でないと考えられる場合については、なお慰謝料の請求をすることは可能です。テクスチャー17

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